山形・米沢 から・ころセンター研修の旅のレポート
米沢 NPO法人から・ころセンターを訪ねて
大寒の厳しい時でしたが電車の往復も守られ良き研修をさせていただきました。ミカちゃんとの旅も雪景色を眺めながら車内の暖かさが身も心も暖かく、楽しい時でした。
私たち三人は代表の伊藤さん御夫妻のお迎えをいただき米沢ならではの夕食をいただきました。
翌日初めに、から・ころセンター居場所を見学しました。暖かい炬燵を囲んで代表の伊藤さんのお話を伺いました。
「から・ころセンターは、引きこもりの人々やその関係者に対して必要に応じた支援を行い、誰もが希望をもって生きることができる暖かい地域づくりに寄与することを目的にしてます。」と目的に沿った活動を、さらにその巾を広げ暖かい地域づくりにご奮闘なさっている御様子に心打たれました。
次の見学は「キッチンから・ころ」でのお昼でした。この場所は就労トレーニングの一環として、食堂での調理や接客を学ぶことが出来る施設でした。
「いらっしゃいませ」「ご注文は」「お待たせしました」「ごゆっくり」「またどうぞ」の明るく元気な声に爽やかな、和やかな雰囲気いっぱいでした調理室も見せていただき、そこでは伊藤さんの奥様はじめ数名の調理担当の方々が甲斐甲斐しく働いてました。店内は手作り品や絵画、謙信せんべい等の販売もありました。カツ煮定食を頂いた私たち三人は「美味しい」を連発、久々に頂いたカツは柔らかく私にぴったりでした。メニューの一つ一つに細やかな愛情が込められ一品一品が美味しく家庭料理そのものでした。一般の方々に向けられた仕出し弁当も好評をいただいているとの事、これまでの熱意と努力の積み重ねを思い胸が熱くなりました。
次の見学は「謙信せんべい」を作る場所でした。私たちは白衣とキャップを身に着け現場を案内していただきました。男性数名がケーキを練習しているところでした。スポンジを半分に切り分け生クリームを塗り重ねてデコレーションしている最中、切れ端に生クリームを添えて試食させていただきました。伺うところによりますと謙信せんべいは伝統の味との事、伝統を守ってきた御夫妻のご指導のもと、廃業を余儀なくされた御夫妻の守ってきた伝統の味を引き継ぎ残すことが出来たと喜んでました。当日作るところは見学できませんでしたが戴いてきたおせんべいを味わってみたいと思います。良き伝統を継承していく、又、次の世代に引き継いでいくという素晴らしいお話にも胸が熱くなりました。
見学予定の最後は作業場でした。二階の明るく暖かいお部屋で数名の方々が手仕事に励んでました。細やかな手仕事で集中力が伴う作業とか・・笑顔で迎えられた私たちはその手元を見てなんて器用かしらと思い感心しました。
見学プログラムを終えた私は車中で今日一日を振りかえりいろんな思いが交錯しました。
伊藤さん御夫妻の愛情はどれほど深いものか・・何がそれほど深くしたのか・・これまでの働きの支えは何であったのかしら・・等
「私はプロではないので、話しは聞くことが出来るが・・多少のアドバイス程度」と話される伊藤さんに、私は話を聞く姿勢、聞く耳を大きくし、眼を広げ全身でもって向き合う謙虚な姿を感じました。「当事者中心、主役はあなただよ、あなたはあなたのままで居ていいよ、居場所でゆっくりしていいよ、此処は仲間の居る場所だよ、」と優しく語る言葉にどれ程の方々が癒されただろうと思いを深くしました。キッチンから・ころで働く、おせんべいやケーキ作りを頑張る、作業場で手仕事を頑張る、其々が其々の場で自分を取り戻し新たな自分を発見する。そして成長する。伊藤さんは「成長するというただ一つの言葉で片付けるのではなく「覚醒」という言葉も当てはまる」と述べてました。
「元々もっている潜在的な力と新たに習得した知識や経験が上手く相互作用してものすごい力を発揮しているような感じを受けた」とも述べてました。本当に素晴らしいと思いました。
御夫妻を中心に多くの支援者、スタッフ、外部の働きなどの賜物が今に至ったと思います。15~16年もの積み重ねがあってこそと思いました。
ふらっとも今年「カフェ」オープンに向けて具体化します。
メンバーの声を聞き、意見交換し、テーマを共有しお一人お一人が主役であったら素晴らしいな・・・
「さらに居心地の良い居場所を自分たちで作ろう」を共有したいなあ・・・
等と思いは溢れますが自分がどう具体化するかは課題として向き合いたいと思います。
思いつくままに 栗林
今回、山形・米沢のから・
大曲~米沢までの道のりを鈍行列車や特急列車を使って、
米沢に到着して、
翌日、4つの施設を見学させていただけることとなり、まずは、
次は、念願だった「キッチン から・ころ」さんを見学し、実際に出されているメニューの中の「
次に謙信せんべいを製造されている場所に連れていっていただいた
最後に作業所に伺わせていただき、
帰りの列車の中、
ミカ
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